【タイトル】はじめてでも迷わない 不動産クラファンの確定申告かんたん手順(2026年提出/2025年分)
【このガイドでわかること】
誰が申告するのか/何を用意するのか/どこに何を入力するのか。最短で終わらせるための“型”だけに絞って説明します。
【まず結論:私は申告が必要?】
・会社員で、クラファン分配(+他の雑所得)の合計が年間20万円超 → 申告ほぼ必要
・会社員で20万円以下 → 所得税は不要のケースあり。ただし住民税の手続き要確認
・個人事業主・副業あり → 原則申告必要(雑所得または事業所得に区分)
※最終判断はお住まいの自治体・税務署または税理士に確認を
【クラファンの税区分(基本形)】
多くの不動産クラファンの分配は雑所得(総合課税)。源泉徴収があっても原則、合算して申告します。
※スキームにより異なる場合があるため、募集要項の「税務」欄を確認
【用意するもの(チェックリスト)】
・クラファンプラットフォームの年間取引(分配)明細
・銀行の入出金明細(出資・分配の裏どり)
・本人確認(マイナンバー関連)
・本業の源泉徴収票(会社員)/帳簿(個人事業主)
・必要経費の領収書(振込手数料、郵送費、書籍代など実態に即すもの)
・医療費控除、ふるさと納税など、その他の控除証憑

【30分で終わらせる全体フロー】
1)明細DL:各プラットフォームから2025年分の分配明細をダウンロード
2)突合:分配金合計=通帳の入金合計(税引前/後の表記に注意)
3)経費選定:領収書のあるものだけ残す(グレーは外す)
4)方式選択:e-Taxか窓口提出を決める(ID・パスワード確認)
5)入力:雑所得に「分配金(総額)」と「必要経費」を入力
6)提出:控えをPDF+紙1部で保存(目安5年)
【e-Taxの入力ポイント(雑所得)】
・所得の種類:雑所得(業務・その他) →「その他」を選ぶケースが一般的
・収入金額:分配金の総額(税引前)
・必要経費:振込手数料、郵送費、書籍・情報サービス費、税務相談料など実態に即すもの
・備考欄:プラットフォーム名、案件数、明細保存あり とメモしておくと後日楽
【“必要経費”になりやすい例】
・振込手数料/郵送費/印刷費
・投資判断に使った書籍・有料レポート
・在宅での情報収集に伴う通信費の按分(合理的な算定根拠をメモ)
・税務相談料(領収書必須)
※可否は状況で変わるため、迷ったら税務署or税理士に確認
【よくあるミス 3つ】
1)区分ミス:「配当」や「利子」に入れてしまう → 雑所得で入力
2)名義ズレ:投資名義と入金口座名義が違う → 同一名義で管理
3)合算漏れ:複数サイトの明細を横断して集計できていない → すべて“年内”で再DL
【住民税の取り扱い】
・会社員の「20万円以下不申告」は所得税の話。住民税は自治体により手続きが必要な場合があります。提出前にコールセンターで確認を。
【提出期限の目安(2026年)】
・2月16日〜3月15日頃が一般的な受付期間(暦により前後)。混雑前にe-Taxで済ませるのが楽。

【ミニQ&A】
Q:分配に源泉徴収があるなら申告は不要?
A:原則合算して申告。年末調整では反映されないため、自分で確定申告します。
Q:損益通算はできる?
A:スキームによる。募集要項の税務欄を確認。できないケースも多い。
Q:家族口座で入出金していた…
A:原則は本人名義に統一。今後は口座を分けるのがおすすめ。
【テンプレ(コピペ運用OK)】
<クラファン台帳>
投資先|出資日|出資額|分配金(税前)|源泉税|分配(受取)|必要経費(内容/金額/領収有無)|備考
例)Re-plan Funding 第○号|2025/05/10|100,000|7,000|1,400|5,600|振込手数料/110/有|明細PDF保存
【今日やる1つだけ】
各プラットフォームにログインし、2025年分の分配明細をDLして“台帳”に1行だけ記入。これで8割終わりです。

【最後に】
確定申告は「集める→合わせる→入力する」で完了します。迷ったら、税務署の相談窓口か税理士にピンポイントで聞けばOK。まずは明細DLと台帳づくりから始めてください。
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