コラム

募集ページの“むずかしい言葉”をやさしく一行で 不動産クラファン契約用語ミニ辞典(保存版)

【最初に】
案件ページを読んでいて「意味は分かるようで分からない」専門用語に出会ったら、このページだけ見れば大丈夫。実際の判断に役立つ要点を一行で整理しました。

【まず結論(ここだけで7割OK)】
想定利回りは確定値ではないので“内訳(賃料/売却益)”と“期間(延長含む)”と“お金の順番(優先順位)”を見る、契約は“中途解約・改定・事故時の扱い”の3語だけ先に読む、分散は“事業者・県域・分配タイプ”をずらす。これで大半の失敗は避けられます。

【用語ミニ辞典(判断ポイント付き)】
想定利回り=現時点の見込み値。賃料起因が何%で売却起因が何%かの明細があるかを確認。
表面利回り=税や費用を引く前の数字。手取りは税引後で再計算する。
ネット利回り=税や費用を差し引いた実質利回り。根拠に使った費用項目が明示されているか。
匿名組合(契約)=運営に関与せず損益分配を受ける仕組み。損失の扱いと分配順位を確認。
任意組合=出資者が組合財産の持分を持つ形。損益や税務の扱いが匿名組合と異なる点に注意。
優先劣後構造=損失をまず劣後が負担する設計。劣後割合が何%か、損失計上のロジックを確認。
元本保証なし=元本割れの可能性がある。保全策(保険・保証・担保・予備費)を確認。
担保・根抵当=返済できない時に物件等を優先処分できる権利。極度額、順位、評価方法を確認。
定期借家契約=期間が満了したら原則終了の賃貸契約。期間と中途解約条項、再契約の可否を確認。
普通借家契約=期間満了後も継続が基本。改定や更新条件、解約の正当事由を確認。
賃料改定(指数連動・レビュー)=物価や協議で見直す条項。頻度、キャップ&フロア、適用日を確認。
中途解約=期間中に解約できる条件。違約金や予告期間、出資者側の解約可否を確認。
延長条項=運用終了を延期できる条項。最大延長期間、分配への影響、同意要否を確認。
償還=運用終了時の元本返金。償還原資と手順、遅延時の扱いを確認。
分配頻度=毎月/四半期/満期一括。家計の現金需要に合うかを確認。
キャッシュフロー優先順位=入金が不足した時の支払い順。賃料→経費→出資者分配の順序を明記しているか。
トリガー条項=制度改定や著しい経済変動時の特別見直し。対象事象と協議期限を確認。
反社会的勢力排除=暴排条項。契約解除や損害賠償の規定があるか。
期限の利益喪失=義務不履行で一括返済等を求められる。発動条件が具体か。
不可抗力=天災等の責任制限。どこまでを不可抗力とするか。
保険付保(火災・施設賠償等)=事故時の損害をカバー。保険名・範囲・免責・保険金の帰属先を確認。
予備費・修繕積立(Reserve)=想定外コスト吸収の原資。金額の根拠と使途条件を確認。
KPI(稼働率・継続率)=運営の安定性指標。算出方法と直近実績の開示有無を確認。
デフォルト(債務不履行)=支払不能状態。発生時の手続き、第三者関与、情報開示の方法を確認。
情報開示=運用レポートの頻度と内容。遅延や事故時の開示期限を確認。
譲渡制限(セカンダリ)=持分を他人へ移せるか。不可なら流動性は低い。
手数料(初期・管理・成功報酬)=何にいくら。利回り表示が手数料控除前か後かを確認。
税務(雑所得等)=多くは総合課税。年間明細の発行有無とタイミングを確認。

【“ここが書かれていない”は赤信号】
利回りの内訳が不明、改定や延長の条件が曖昧、優先順位が書かれていない、事故時の連絡と意思決定手順が不透明、保険の種類と補償範囲の明示なし。どれか一つでも当てはまれば慎重に。

【障がい者グループホーム案件の追加チェック】
夜間体制(見守り人数と時間帯)、医療連携(往診・近隣病院の体制)、苦情対応フロー、行政監査の指摘と改善状況、入居の継続率。運営の質は賃料の安定性に直結します。

【判断テンプレ(1案件につき2行でOK)】
行1 想定利回り内訳:賃料○%/売却○%、分配頻度○、期間○カ月(最大延長○)
行2 条項要約:改定○(指数/頻度)、中途解約○(条件)、優先順位○、保険○、予備費○

【落とし穴と回避策】
高利回りに惹かれて売却比率が高い案件に偏ると上下ブレに弱くなります。賃料比率の高いものを軸にし、売却込みはサテライトに。満期一括ばかりで無分配が続くと家計の現金不足を招くため、毎月配当型を一本混ぜます。同一事業者・同一県の偏りは最低3本で分散。

【3シナリオで“耐久力”をチェック】
ベース=想定どおり分配。保守=分配が2%下振れ、延長6カ月。ストレス=半年無分配。どのシナリオでも生活防衛資金に手をつけない設計か、家計アプリで試算します。

【はじめての人向け5ステップ】
1 生活防衛資金と予備費を9カ月分確保。 2 候補3案件の2行要約を作る。 3 分散ルール(事業者・県・分配タイプ)を紙に書く。 4 1万円×1本だけ申し込み操作を経験。 5 明細の保管場所と見直し日を固定する。

【まとめ】
専門用語は“怖い”ではなく“情報の圧縮”です。この辞典の二行要約と赤信号リストだけで、読むスピードも判断の確度も上がります。まずは気になる案件を一つ開いて、利回り内訳と条項のキーワードを二行に写してください。判断はそこからで十分です。

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