コラム

親が倒れた“その翌日”も生活を続けるために 日中サービス支援型グループホームというもう一つの保険

親が高齢になってくると、多くのご家族が口には出さなくても不安に感じていることがあります。もし親が突然倒れたら、その翌日から子どもの生活はどうなるのかという問いです。特に、日中も見守りや介助が必要な中重度の障がいがある方にとって、家族のサポートが一時的に途切れるだけでも、生活は簡単に立ちゆかなくなってしまいます。

こうした不安に対して、今注目されているのが「日中サービス支援型グループホーム」です。従来のグループホームが主に夜間の見守りを中心にしていたのに対し、日中サービス支援型はその名の通り、昼も夜も支援が切れません。日中もヘルパーや支援員が常駐し、生活支援や医療的ケアの調整、通所先との連携まで含めて一体的にサポートすることが前提になっています。

家族目線で見ると、この「昼夜一体」の仕組みはもう一つの保険に近い働きを持ちます。親が入院した、体調を崩して長時間の介護が難しい、仕事を続けるためにどうしても日中の支援が必要になる。そういった場面でも、住まいと支援がセットになった場所があることで、本人の生活リズムを変えずに済む可能性が高まります。家族が付き添えない日が続いても、「ここにさえいれば生活は回る」という受け皿が存在すること自体が、大きな安心材料になります。

一方で、日中サービス支援型を新しく立ち上げることは簡単ではありません。一般的なグループホームよりも人員配置基準が高く、夜間の体制や医療との連携も求められます。建物についてもバリアフリーや防災面の配慮がより重視され、設備投資はどうしても大きくなります。その結果、必要性が高いにもかかわらず「作りたい事業者はいるのに、資金やリスクの壁が高い」という状況が続いてきました。

この「必要性は高いのに、なかなか増えない」というギャップを埋める手段の一つとして、不動産クラウドファンディングがあります。投資家が少額ずつ資金を出し合うことで、事業者が単独では踏み出しにくい新築プロジェクトを前に進めることが可能になります。言い換えると、「住まいの最後のセーフティネットづくり」に、個人の資金が参加できる仕組みです。

今回Re-plan Fundingで予定しているプロジェクトは、この日中サービス支援型グループホームを新築するための第一歩として、土地取得と許認可取得までを対象としたフェーズ1のファンドです。特徴的なのは三つあります。

一つ目は、劣後出資比率44.8%という厚いクッションです。優先出資である投資家1,600万円に対し、営業者1,300万円が劣後出資として組み込まれています。対象不動産の評価が一定程度下落した場合でも、まず劣後出資側から損失を負担する構造とすることで、投資家の元本への影響を抑える設計になっています(もちろん、劣後出資額を超える損失が出れば元本が毀損する可能性はあります)。

二つ目は、運用期間6ヶ月という短期設計です。土地取得と許認可取得までに対象を絞ることで、市況の変化や建築コストのぶれに長期間さらされるリスクを小さくしつつ、資金の出し入れもしやすくしています。長期で資金をロックするのは不安だけれど、社会性の高いプロジェクトに関わってみたいという方にとって、試しやすい期間と言えます。

三つ目は、それでも年利8.5%(税引前)という水準を目指す点です。日中サービス支援型という収益性の高い事業用不動産を前提に、土地取得段階から条件を整えることで、安全性への配慮と利回りの両立を図っています。高利回りだけを追いかけるのではなく、「どのような事業を支えるための利回りか」が明確になっている点も、このプロジェクトの特徴です。

さらに、フェーズ1の出資者には、次フェーズ以降の募集時に同額まで優先的に投資できる優先投資権が付与される予定です。これは、土地取得と許認可のフェーズにまず参加し、その進捗や情報公開の姿勢を見たうえで、建物建築フェーズへの参加を改めて判断できるということでもあります。単に「完成した箱」にだけ投資するのではなく、「そこにたどり着くまでのプロセス」にも段階的に関わることができるのは、フェーズ分割型クラファンならではです。

日中サービス支援型グループホームの新築は、将来の入居者本人だけでなく、その家族や地域全体の安心と直結しています。親が倒れた翌日も、本人の生活が続いていく場所があるかどうか。今回のようなプロジェクトに参加することは、その問いに対して「少しでも可能性を増やしていく」という答え方の一つです。

投資として見れば、劣後出資比率44.8%、6ヶ月運用、年利8.5%という条件がどれくらい自分の許容リスクと合うのかを冷静に検討する必要があります。同時に、その数字の背景にある「どんな生活を支えるための施設なのか」という物語も含めて、納得できるかどうかを考えてみてください。

日中も夜も支援が途切れない住まいを増やすことは、決して一部の家庭だけの問題ではありません。社会全体で支えるべき基盤を、クラウドファンディングという形で少しずつ一緒に作っていく。その選択肢の一つとして、このプロジェクトを検討していただければ幸いです。

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